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SIerからの転職者多数!Web系エンジニアになろう
近年、SIerからWebサービス系の企業への転職が増えています。
中でも自社でサービスを展開しているWeb系企業の人気が高く、この流れが止まることはないでしょう。
これからの時代、Webの重要度がますます高まり、市場規模もこれまで以上に大きく伸びていくことは間違いありません。
そんなノリにノっているWeb系企業への転職は、最新のサービス・技術に触れる機会などのチャンスが多く、エンジニアにとって非常に魅力的なキャリアパスのひとつだと言えます。
今回は、そんなWeb系の企業へSEが転職するために、具体的にどのようなアクションを取ればいいのか解説したいと思います。
はじめに:Web系への転職のために知っておきたいこと

SIer出身者に人気の転職先である「Web系」とは?
Web系とは、その名の通りインターネット(Web)を通じてサービスを提供している企業のことです。
超有名どころだと、GoogleやYahooなどの検索・ポータル系、
Facebook、Twitterなどのソーシャル系、
Amazon、楽天などのEC系、
DeNA、GREE、mixiなどソシャゲ系などがイメージしやすいと思います。
SierのSEと、Webエンジニアの違い
SIerなどの、いわゆる「ITゼネコン」と呼ばれる業界のエンジニア(SE)は、
主に人の管理や進捗の管理などのプロジェクト管理、マネジメントが主な仕事であり、
実際に手を動かしてサービスを作ったり、コードを書いたりする機会はほとんどありません。
それに対し、Web系のエンジニアは、基本的にコードを書いてナンボ、
手を動かしてサービス作ってナンボの世界です。
さらに、Webでは基本的にスピード感が重要視されるので、
とりあえず実際に利用出来るサービスを作ってリリースしてから、ユーザーの反応を見て修正・改善するサイクルを何度も回すアジャイルで開発するケースが多いです。
ある程度の長期計画に基づき、慎重を期して開発をすすめるウォーターフォール型のSIerとの大きな違いと言えます。
Web系でエンジニアとして働くメリットは?
Webエンジニアをしていてメリットを感じる場面として、
実際にコードを書いたり、サービスを運営出来る
最新の技術に触れる機会が多い
上流、下流問わずWebサービス開発の全工程に関われる
といった声を多く聞きます。
中でも特に、「上流、下流問わずサービスの全工程に関われる」という点は、
分業体制が徹底されているSIerではまずありえないことです。
自分次第でサービスの企画立案やマーケティング戦略などの仕事にも携わることができるので、エンジニアとして技術を磨くだけでなく、ビジネススキル、コミュニケーションスキルもあわせて鍛えることが出来ます。
SIerに割とよくいる「技術はあるんだけどコミュ力が無くて、社会人としてちょっとヤバい」エンジニアにならずに済むかもしれませんね。
また、あくまで一般論ですが、Web系の会社は若い人が多く、自由な社風のところが多いです。
なので、何をするにしてもいちいち面倒な稟議を紙で通さないといけなかったり、
何のために存在するのか謎な、ムダな社内手続きのシステムなどが存在せず、煩雑な手続きに悩まされることも少ないようです。
会社によっては、服装も自由で、フルフレックス勤務を使って午後から出社…なんて羨ましい環境のところも珍しくない世界です。
こんな人は、SIerからWeb系への転職を考えるべき
いま、SEをやっていて違和感を感じている人、イメージしていたITの世界と現実の違いに打ちのめされている人は、
Web系への移籍を考えてみると良いと思います。
特に、
いつまでもJavaやCobolだけじゃなく、RubyやJavascriptなどの新しめの言語もやってみたい人
多重請負構造のSIerは嫌いだが、ITは好きで、会社だけ変えたい人
といった人は、Web系のエンジニアの求人を一度調べてみると、
今よりももっと自分に合った会社が見つかる可能性が高いです。
SIerなどのSEが、Web系の企業へ転職する方法
とにかくコードに触れる機会を増やす
Web系では、SIerと違い、SEとPGの明確な区別が無く、ひとりのエンジニアがプロダクトの企画から実装・コーディングまでの全ての工程に参加するようになっている企業がほとんどです。
そのため、Excelで工程管理しかできない、コードを書けないSEはWeb系では役に立ちません。
もちろん、SE業で身に付けた大規模プロジェクトを管理・進行するスキルをWeb系でも活かせる機会はありますが、
その上で、プログラミングのスキルも必須になります。
なので、長いことプログラミングから離れていたSEの方は、まずはコードを書くことから始めましょう。
「コードを書けと言われても、何をすればいいかわからない」という方は、
オンライン・プログラミングスクールのCodeCampを使ってweb開発のノウハウを学習するといいでしょう。

codecampは、現役のエンジニアがマンツーマンで教えてくれる「プログラミングの家庭教師」的なサービスです。

オンラインで受講でき、時間の都合がつきやすいので、自分の都合に合わせて働きながらでも無理なく学習できます。

最終課題では、AmazonのようなECサイトや、TwitterみたいなSNSを作ったりするので、web開発の初心者でもコースを最後までクリアすれば、かなり実践的なwebサイトを作れるようになります。
Codecampでは、無料の体験レッスンが受講できますので、webエンジニアを目指す方は是非一度体験レッスンを受けてみるといいでしょう。
Paizaを使って書類選考なしで面接を受ける
「paiza」というサイトを利用すれば、自分のプログラミング力がどの程度通用するかの「腕試し」をすることが出来ます。
paizaでは、SIerのSEに馴染み深いであろうJava,C,Cobolといった言語から、Web系で多く使われているJavascript,Ruby,Pythonなどのいろいろな言語で腕試し問題が用意されているので、好きな言語で問題にチャレンジすることが出来ます。
また、問題はレベル別に用意されているので、初心者レベルの問題を解きながら、新しい言語を身に付けることが出来ます。
更に、paizaの「スキルチェック問題」をクリアし、コーディングのスキルが一定以上あると示すことができれば、書類選考なしで面接に進むことも可能です。
ですので、年齢や転職回数などで、もう転職を諦めているようなSEの方でも、腕次第では履歴書を出すこと無く、Web系企業の面接を受けることが可能なのです!
エンジニアの勉強会に参加する
自分でコーディングの腕を磨くべく、部屋にこもってガンバるのも大切なのですが、
独学で出来ることには限界があります。
勉強するうちにわからないことも出てきますし、コードレビューを受けたり、もっと美しい書き方などを学ぶのはひとりでは不可能です。
そこで、一気にスキルを伸ばすためにオススメの方法が、エンジニア同士の勉強会に参加することです。
「いきなり勉強会に参加、といっても敷居が高いし、そもそもどこでやってるんだよ…」
という方もご心配なく。
dots.やconnpassなどのエンジニアのためのイベント検索サイトを利用すれば、自分の勉強したい技術・言語のイベントが簡単に検索できます。
実際に「ruby 初心者」などのキーワードで検索すればわかりますが、
「はじめての〇〇」などの技術書をゼロから一緒に読み進める勉強会や、ただ集まって黙々と作業をし、分からなければ他の参加者に尋ねる「もくもく会」などの、初心者でも気軽に参加できるイベントもたくさんあります。
私も、何度も初心者向けの勉強会に参加したことがありますが、口下手でほとんどしゃべらない人や、それほど社交的でないエンジニアの方もたくさん見かけましたので、その辺も安心して参加して大丈夫だと思います(笑)
もちろん、腕に自信のある方は、最新の技術動向にキャッチアップするために、どこかのweb系企業が主催する大きなイベントもありますし、
コミュ力に自信のあるエンジニアであれば、勉強会で他社・他業界のエンジニアとのヨコのつながりを作って、知り合いになった人の会社にスカウトされる、なんてことも十分に可能です。
また、あまり知られていませんが、エンジニアの勉強会への参加は転職の際のアピール材料として使えます。
業務時間外に自主的に勉強会に参加しているエンジニアは、熱心で意欲が高い人材だと見なされ、多少経験が浅くても採用されたりするケースは少なくありません。
ですので、業務でほとんどコードを書かない人や、プログラミングに自信があまりない人は、積極的に勉強会に参加しておきましょう。
エンジニア専門の転職エージェントに企業を紹介してもらう
いよいよ実際に求人を探す方法ですが、最も効率が良いのは、エンジニア専門の転職エージェントを利用しキャリアアドバイザーからweb系の求人を紹介してもらう方法です。
転職エージェントを利用すると、転職サイトには載っていない「非公開求人」などのレアな求人、条件のいい求人を紹介してもらうことが出来ます。
ですので、普通に転職サイトでweb系企業の求人を探すよりも、多くの求人を見られるうえ、
より好待遇の求人を見つけられる可能性が高いので、転職エージェントは利用しないと損といえます。
web系に行きたいエンジニアに最もオススメ出来るエージェントはレバテックキャリアです。
レバテックには、元SEのアドバイザーも在籍してたりと、業界・技術動向についての知識も豊富で、「Pythonの仕事をやりたい」「railsを使ってWebサービス構築に関わりたい」などの技術的な要望を出しても、スムーズに話が通じます。
レバテックでは、SIerからWeb系への転職を考え始めた人を対象に、転職の個別相談会を開催しています。
実際に、SIerからWeb系への転職を成功させてきたキャリアアドバイザーに直接相談し、いろいろと疑問に思っていることを質問したり、Web系に行くためには具体的にどうすればいいのかアドバイスをもらうことができますから、webに行きたい人は必見です。


玉石混交のWeb業界では、転職先の企業の見極めが非常に重要になりますが、レバテックは開発現場のPMなどにもヒアリングを行い、開発に利用するツールのバージョンまで把握するほどの現場主義で、実際にその企業に転職したエンジニアがどんな働き方をするのかを徹底的に調査しています。
「Linuxサーバの構築経験は、Webでも活かせるのでアピールになりますよ!」など、具体的なWeb系への移籍方法を提案してもらえるので、Webに行きたいなら必ず相談しておくべきエージェントです。
採用予定人数に達するとすぐに募集が締め切られてしまうため、いい条件の求人は一瞬で定員となり、募集が終了してしまうケースが非常に多いです。
なので、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、転職サイトへの登録は済ませておき、いい求人が出たらすぐに対応できるように日頃から情報収集しておくのが大切です。
プログラミングしたい、コードを書きたい、新しい言語・技術に挑戦したいという技術志向のエンジニアの方は、SIerを脱出してWeb系エンジニアになった方がいいでしょう。
エンジニアとしてツブシがキく、将来性のあるスキルを身につけられる可能性は、SIerよりもWebの方が圧倒的に高いです。
何より、SIerの分業体制(SEは上流のみ、下請PGが実装・テスト、みたいな)のもとでは、
SEはひたすらExcelで管理業ばかりで、ITエンジニアとしてのやりがいが感じられる場面も少ないはず。
本気でITエンジニアとしてのスキルを磨いていくことを考えれば、できるだけ早くWebに移籍するのが得策です。