

もくじ
「もう、SEなんか辞めたい!」と思ったら
バイトでも出来るような単純作業ばかり…
誰のための仕事なのか、面白さが全くわからない…
SEは過酷な職業です。
もう辞めてしまいたいと思う瞬間も一度ならず、たびたび訪れるのではないでしょうか。
SEに向いていない、労働環境が悪い、サビ残がきついなど、
SEを辞めたい理由は、人それぞれ、いろいろあると思います。
しかし、とにかくこれだけは覚えておいていただきたいのですが、
どんな理由であろうとも、あなたが「辞めたい」と思うほどに追い詰められたのであれば、
誰がなんと言おうとも、その思いは尊重されるべきです。
あなたには、SEを辞める権利があることを忘れないでください。
SEの辛い仕事に耐えた先に、得られるものはあるのか?

IT業界の中でも、特にSIerと呼ばれる業界のSEは、日本独特の非常に奇妙な職種です。
「IT業界」「システムエンジニア」とは名ばかりの、ドキュメント作成や人の管理ばかりに忙殺されるこの仕事は、
労力の割に得られる経験やスキルがほとんどありません。
ですので、できれば早めに他の職種、他のキャリアを選ぶのが賢明と言えます。
SEとして忙しく働いていると、なかなか転職を考える余裕は無いかもしれません。
しかし、漫然とSEを続けていても、市場価値のあるスキルはつきませんから、つぶしが効かなくなって、そのまま一生抜け出せなくなってしまう可能性が高いです。
特に、エンジニアとして手に職をつけたいと考えている人や、キャリアアップ、年収アップを目指している人は、
早めにSIerでSEとして働くことに見切りをつけ、新しいキャリアを考えないと将来後悔するかもしれません。
さっさとSE辞めて転職した方が良い3つの理由
SEはスキルが付かない

上流SEは、ITスキルを磨くような仕事がない
経験のある方ならわかると思いますが、SEの仕事は下請け企業の管理や、プロジェクトの進行管理、客先に説明するための資料作成など直接ITと関係のないものばかりです。
学生時代は毎日のようにコードを書き、自分でアプリを開発していたような腕の立つエンジニアでさえ、SEになってからはExcelしか使わなくなってしまったなんて話はザラにあります。
ひどいケースになると、新卒1年目の仕事が、設計書などのドキュメントのバージョン管理だけで終わってしまったなんて話すらあるほどです。
また、特にSIerでは、設計書から議事録まで、なんでもかんでも「Excel方眼紙」で作る文化がありますが、
これは他の業界では全く通用しません。
UMLなどを書こうとすると、他に適当なツールがないので、どうしてもExcel方眼紙に頼らざるを得ないのも
気持ちは理解できなくはないのですが、だからと言って合理的な手段とはとても言えません。
いくらExcel方眼紙のスキルを極めたとしても、それは一歩SIerを出ると、
全く市場価値のない、誰にも評価されないスキルであることは頭の片隅に留めていた方がいいでしょう。
余所から見れば、なぜかwordやパワポを使わない「変な人」でしかありません。
下請けのSE・PGも、ただの作業員として使い潰されるだけ
では、下請けや孫請けの企業でSE(という名のPG)をしている方の場合はどうでしょうか?
確かに、上流のSEとは異なり、中流〜下流で作業をするSE・PGたちであれば、
一応、コードを書くのでプログラミングのスキルはある程度つくかもしれません。
しかし、残念ながらたいていの場合は、上流にいる企業のSEが作った設計書に沿って、ただ日本語を各種プログラミング言語に”翻訳”するだけであったり、
技術のわからない上流SEが決めた非合理的なコーディング規約に沿って、そのプロジェクトでしか通用しない謎の”方言”を書かされたりすることすらあります。
新しい技術にキャッチアップしたり、イマドキのアーキテクチャや言語を学んだりする機会は、SIerと関わる限りは期待できないでしょう。
一般的なビジネススキルも身につける機会が乏しい
また、営業などに同行してお客様と話すような機会もなく、開発拠点に閉じこもって作業ばかりしているようなSEの場合、お客さんとの折衝や調整など、ビジネスマンとしての基本的な経験をする機会も少なくなってしまいます。
さらに、元請け(プライム)以外の会社で働くSEの場合、基本的には元請けSEが決めた通りに作業をするだけになり、
プロジェクトや自分の部下・チームをマネジメントする経験すら与えられないことすらあります。
SEの業界(SIer)に将来性が無い。
現在のIT業界は、この業界にいる人なら誰もが知る「某金融機関の巨大案件」をはじめとする「最後のSIバブル」の波に乗り、一時的に活況となっています。
しかし、今後のIT業界、特にSIerに代表される「人月商売」のビジネスは、東京オリンピックが終る2020年を境に急激に衰退すると言われています。
そもそも、ITへの投資は、ユーザー企業にとっては「コスト」であり、ちょっと業績が悪化すれば、真っ先に削られてしまう部分です。
また、安価で利用できる上に使い勝手の良いWeb系の新興企業の台頭も著しく、
旧態依然として足の遅い「重厚長大」な従来型のIT企業は太刀打ち出来ない状況が予想されます。
現状のSIバブルがはじけてしまった先の事業展開を見据えて、新しいビジネスに取り組んだり、
ただの”人売り”でしかない人月商売からの脱却を図ろうとしているSIerが、一体どれだけあるでしょうか?
今や、技術も勢いも桁違いのweb系に、多くのSIer出身エンジニアが流出しています。
ビジネスモデル、技術、人材のすべてで新興勢力に劣るSIerたちに、そして、あなたの会社に未来はありません。
転職した方が、ポジションや年収が上がる可能性が高い

今のIT業界では、全体的にエンジニアが不足しており、各企業の間で熾烈な採用合戦が繰り広げられています。
そのため近年、ある程度現場経験のあるSEであれば転職において非常に有利な状況が続いているのです。
いまの会社に留まって、年にたった一度しか無い昇給や異動のチャンスを待つくらいなら、
数多くある転職オファーの中から、自分に合ったものを探して応募するほうがよっぽど待遇の良いポジションに収まれる可能性が高いのです。
このご時世、あるかどうかわからない昇給に期待し続けるくらいなら、あなたを欲しがってくれる他の会社に転職してしまった方が、
年収はアップすることでしょう。
SEを辞めた後の転職先には、どんな職種があるのか?

SIerから脱出したい、SEを辞めたい人が次に進む道として、無理なく転職でき、かつオススメ出来るのは、
「ユーザー企業の社内SE」
「IT・戦略コンサルタント」
の3つです。
プログラミングが好き、バリバリ手を動かしてコードを書きたい、マネジメントよりは現場でものづくりをしたい、というエンジニア志向・職人気質の人は「Webエンジニア」に。
仕事がブラックすぎて限界が近い、IT業界から脱出したいと思っている人は「社内SE」に。
ITだけでなく、ビジネス的な視点やマネジメント・戦略的な視点から問題にアプローチしたい人、キャリアアップや年収アップを狙う人は「コンサルタント」に。
あなたの志向や適性に合わせて、これらの転職先を考えてみるといいでしょう。
ここに挙げた職種であれば、SEとしての経験をある程度生かして転職活動ができるので、全くの異業種に未経験で挑戦するよりは、はるかに成功確率が高いです。
また、いずれの職種も、将来的に通用するスキルを身に付けられる機会が多く、キャリアパスも広がります。
漫然とSEを続けていると、業界とともに落ちぶれてしまう可能性が高いので、
早めに見切りをつけ、しっかりとした技術が身につく仕事を得られるよう行動しましょう。
SE辞めたいなら、元エンジニアのキャリアアドバイザーに相談してみよう
SEを辞めて、いきなり全く違う業界に転職しようとしたり、 未経験の職種に就こうとしても、残念ながら、ほとんどの人は失敗するでしょう。
また、運良く転職できたとしても、全くの未経験の人間を雇うような会社は、 はっきり言ってブラック企業である可能性が非常に高いです。
ですが、いきなり異業種に行かなくても、やりがいのある急成長企業に移籍したり、業界内のホワイトな企業に行ったり、もっと高い年収でのオファーをもらって転職するなどして、あなたが今抱えている悩みを解決することは十分に可能です。
まずはいきなりIT業界を出るのではなく、社内SEやweb系へ転職するなどして、 劣悪な環境から脱出したり、やりがいのある仕事ができる会社に行くことを目指しましょう。
SE辞めたいなら、レバテックキャリアで転職先を見つけよう


エンジニア専門の転職サイトであるレバテックキャリアなら、SE辞めて転職する人向けの求人が多く、 希望にあった転職先が見つかりやすくなっています。
また、レバテックでは元エンジニアのキャリアアドバイザーに無料で転職の相談ができます。
まだ転職すると決めているわけじゃない人、仕事を辞めるべきか迷っている人でも、 どうするべきかアドバイスをもらうことができますから、ぜひ一度、今後のキャリアについて相談しておくと、 勢いで会社を辞めて後悔したり、転職で失敗せずに済むでしょう。
いい条件の求人は特に締め切られるのが早く、掲載から数日以内に終了してしまうケースも少なくありません。
たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、いい求人が出たらすぐに対応できるようにしておくのが転職を成功させるコツです。
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日本では「立つ鳥跡を濁さず…」のような空気がまだ根強いですが、海外ではマネージャークラスでも「今日で辞めるからもう会社行かねーわ」といきなり退職することも珍しくないとか。
退職手続きに無駄なエネルギーを費やすくらいなら、そこはプロに任せてしまって、より良い仕事を見つけることに時間とエネルギーを使った方が圧倒的にプラスになるでしょう。
自分で「辞めます!」って言いづらいな、と少しでも感じている人は、こういったサービスを使ってスマートに退職してしまうのも良い選択なのではないでしょうか。
退職代行EXITを利用すれば、もう会社に行かずに、連絡も取らず、上司や同僚と会うことなく退職することが可能です。
早ければ即日対応、LINEでの相談もOKという気軽さもポイント高いです。
また、条件付きで退職代行費用のキャッシュバック制度もあるのでこちらも要チェック!
そうなったところで、会社も上司も、あなたの人生を保証してはくれない。
辞めたいと思っているのなら、手遅れになる前にSIerのSEなんか辞めて、未来ある業界に移った方がはるかにマシな選択と言える。
沈みゆく泥舟に、あなたはいつまで残っているつもりなのか、この機会によく考えてみよう。