もくじ
プログラマーを辞めて、全くの異業種に行くのはリスクが高い
日々、過酷な環境での作業を強いられているプログラマーの方は、
いっそ仕事を辞めて、IT業界から離れたい、縁を切りたいと思っている方も少なくないと思います。
しかし、いくらIT業界が嫌だからといって、いきなり全く経験がない業界や職種に転職するのは大変危険な行為です。
いきなり未経験の異業種に行くのが危険な理由

ほぼ間違いなく年収が下がる
当然といえば当然なのですが、未経験でスキルのない人間に高い給料を払ってくれる会社はありません。
プログラマとしてのキャリアを完全に捨てて、全くの未経験の業種に転職すると、
まず間違いなく年収は下がると思ってください。
プログラマを辞めたい一心で、年収が下がってもいいからと転職すると、
翌年の住民税で大変な思いをする羽目になってしまうかもしれません。
未経験OKはブラック率が高い
全く業界の経験がないのに採用してくれる企業は、
なんらかの原因で人材が定着せず、常に人手不足のブラック企業である可能性が限りなく高いです。
また、未経験でも誰でもOKというような仕事であれば、
武器となるスキルや専門性をが身につくような可能性も低く、あなたのキャリアにとってプラスになることはないでしょう。
プログラマを抜け出したいがために、安易に未経験OKの求人に飛びついてしまうと、
さらなるブラック企業に捕まってしまう危険性があります。
一貫性のない転職は、キャリアに悪影響
労働環境が劣悪すぎるという理由でプログラマを辞めるぶんには、そのこと自体をネガティブに受け止める企業ばかりではありません。
しかし、プログラマを辞めた後、いきなり何の関係もない業界、
例えば飲食や小売などのサービス業に行ったり、次に何かの営業職になったりと、
一貫性のない転職を繰り返してしまうと、かなり印象が悪くなります。
安易に異業種に転職すると、履歴書に傷がつき、
最終的には慢性的に人手不足のブラック企業しか雇ってくれない、、、
など、あなたのキャリアに深刻なダメージを及ぼす可能性があります。
プログラマーとしての経験を生かしつつ、マシな環境へ移るには

では、プログラマを辞め異業種に行きたい人はどうするのが安全なのでしょうか?
答えはプログラマの経験を生かしつつ、業界・会社だけを変えることです。
業界・会社だけ変えるというのは、具体的には、
webプログラマになる
公務員になる
といった方法が考えられます。
(これらの職種が、なぜプログラマの異業種転職にオススメなのかは、次の章で解説しています!)
プログラマーを辞めて異業種に行きたいという人も、プログラマーが嫌、というよりは、
元請けの上流SEがやたら偉そうにしているIT業界の体質や、プログラマーの労働環境が悪すぎるのが嫌、という人が大半なのではないでしょうか?
だとしたら、何も大きなリスクを冒して、全くの未経験の業界に行かなくても、
今よりもっとマシな労働環境で雇ってくれる会社を見つける方法があります。
異業種に転職したいプログラマが行くべき転職先

IT業界じゃない企業の社内システム担当(社内SE)になる
異業種に転職したいプログラマーにまずおすすめなのが、この社内SEです。
社内SEとは、メーカーとか、勝者とか、ITを本業としていない企業の社内システム担当のことくらいに考えてください。
この社内SEなら、仕事自体が大きく変わるわけではありませんが、
労働環境は転職先の企業に準ずる形になりますから、
IT業界に比べたら、大抵は改善されます。
土日は休みですし、定時に帰るのも不可能ではありません。
ITとかプログラミングそのものは別に嫌いじゃないんだけど、
ブラックな労働環境とか、元請けと下請け、上流SEと下流PGの力関係みたいなのが嫌、
っていう人は、ぜひ社内SEになってみましょう。
今まで培ってきた経験や知識、キャリアを活かしたまま、
ブラック体質のロクでもないIT業界から脱出することができます。
自社開発をやってるweb系の会社で、Webプログラマーになる
次に、web系の企業でwebプログラマーとして働くのもオススメです。
web系で、自社でサービスを展開している企業であれば、
SIerのような元請け、下請けの力関係で嫌な思いをすることがありません。
また、webは上流と下流の分業体制が敷かれていないところも多く、
システム・Webサービスの企画から実際の開発、運用まで、すべての工程に参加できますから、
エンジニアとしてのスキルアップにつながり、市場価値も高くなります。
公務員試験を受ける
地方のお役所なんかには、元SEだったり、プログラマーだったりする人が結構いるそうです。
その中には、プログラマー時代にあまりにも激務すぎて体を壊して退職し、しばらく療養しながら公務員試験を受けた、なんて人もいます。
プログラマーがあまりにもブラックすぎる労働環境なのは、お役人の皆さんもご存知のことですから、
激務を苦に退職して、公務員試験を受けるという転職理由を正直に話したとしても、それをネガティブに取られることはあまりないようです。
もちろん、今時は公務員も決して楽な仕事ではありませんが、
少なくとも開発室に寝袋を持ち込んで何日も泊まり込むような目には遭わずに済むでしょう。
どうすれば安全に転職できるか、まずはプロに相談してみよう

異業種に転職しようとする際には、できるかぎりリスクを抑えた上で、
希望が叶えられる転職先を見つけるのが重要です。
そのためには、自分一人で転職サイトなどを使って求人を探すよりも、
プロである転職エージェントの手を借りた方が安全と言えます。
自分一人の判断でいきなり全くの未経験・異業種に飛び込む前に、
どうすれば悩みが解決できるのか、希望する環境で働くにはどういう方法があるのか相談してみましょう。
Web系への転職実績多数!「レバテックキャリア」


レバテックキャリアには、エンジニア経験のあるキャリアアドバイザーが在籍しており、
プログラマならでは、IT業界ならではの辛い悩みについて非常に理解が深く、どうすればいいか一緒に解決策を考えてくれます。
転職先の企業についてのリサーチも徹底されており、開発現場のPMなどにもヒアリングを行い、開発に利用するツールのバージョンまで把握するほどの現場主義。
IT専門のエージェントなだけあって、担当のアドバイザーの知識も豊富で、
「web系の会社で、Railsを使って開発したい。どうすれば良い?」
「とにかくもっと休みが多く、早く家に帰れる会社で働きたい」
などの転職先についての具体的な要望を出しても、スムーズに話が通じます。
「Railsが使えるなら、webの求人は沢山あります!」
「この会社なら、うちを通して転職した人がいますが、ちゃんと休めているみたいですよ!」
など、異業種への転職を成功させる具体的な方法を提案してもらえるので、異業種に行きたいプログラマは是非相談しておきましょう。
採用予定人数に達するとすぐに募集が締め切られてしまうため、いい条件の求人は一瞬で定員となり、募集が終了してしまうケースが非常に多いです。
なので、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、転職サイトへの登録は済ませておき、いい求人が出たらすぐに対応できるように日頃から情報収集しておくのが大切です。