もくじ
社内SEの転職面接ってどんな感じ?
今回は、社内SEの転職面接で重視されるポイント、実際に聞かれた質問についてご紹介したいと思います。
求人数が少ない上に、人気があり倍率の高い社内SEの面接をクリアするために、しっかりと準備をして選考に臨みましょう!
社内SEへの転職、求められるのはこんな能力
マネジメントスキル
社内SEは、限られた予算の中で、自社の様々な部門から上がってくる要望を取りまとめ、システムを構築していく必要があります。
また、システムの規模によっては外部のベンダーに開発を委託することもありますので、社内外を問わず、幅広い関係者を取りまとめ、調整しながらプロジェクトの舵取りをしなければなりません。
ITと業務の双方に関する、幅広い知識
社内SEの場合、特定の製品や技術分野に特化し、専門性を高めていくというよりも、どちらかと言えば「広く浅く、全体を把握する能力」が求められます。
ユーザーである社内の各部門から上がってくる要望を、どのようにシステムに落としこむのか、どのような技術を使ってシステムを構築すれば良いのか、全体を俯瞰するITアーキテクト的な視点と、自社業務の全体的な繋がり、流れを把握する管理者的な視点の双方が必要です。
柔軟に対応できる懐の深さ
社内SEは、担当する業務の範囲が明確に定められているわけではなく、「ITに関する何でも屋」とみなされる傾向があります。
ですので、各部門からのさまざまな要求やヘルプ依頼にも対応する必要がありますし、会社の状況によって、SNS運用、Webマーケティングなどの全く新しい業務が発生することもあるでしょう。
日々発生する業務やタスクに柔軟に対応し、自分で対処するのか、外部ベンダーに委託するのかといった解決策を常に考える必要があります。
社内SEに聞いてみた!面接で実際に聞かれたこと
実際に、 外資系商社の社内SEであるKさんと、鉄鋼メーカーの社内SE・Yさんの2人に、面接で聞かれた質問とその際に答えたことについて聞いてみたのでご紹介します。
Q:どのような技術があるか?
解答例:主にサーバーの運用を得意としていますが、社内インフラにかかわるものであれば内容を問わずお役に立てると認識しています。
Q:どのような企画が検討できるか?
解答例:現在、御社で使用しているPCやハードウェア、ネットワーク環境などをご教示いただければ、セキュリティ面での改善案をご提示できると思います。
Q:どのような言語が使えるか?
解答例:インフラ系でしたので、これといって得意とする言語はありませんが、運用負荷を軽減するためのスクリプトを組んでバッチを流したりしていました。
Q:具体的なソフトウェア(SAP/BI)の経験や知識はあるか
解答例:SAPのモジュールとBI製品の経験があります。
Q:メンバーをとりまとめるリーダー経験はあるか
解答例:派遣社員を含め、5名程度のチームをリーダーとして取り纏めた経験があります。
社内SEの転職、重視すべきは会社との相性
プロジェクト毎にメンバーが決まり、一定の期間が過ぎればまた別のプロジェクトへと渡り歩くSIerのSEとは異なり、社内SEは、転職しない限り、ひとつの会社で決まったシステムを扱い続けることとなります。
ですので、SEという職種よりも、所属する企業との相性、業界との相性、実際に担当することとなる業務との相性があうかどうかを慎重に見極めるのが、社内SEの転職を成功させるカギとなります。
社内SEの求人は他のSE職と比べると少ないので、見つけたらすぐに飛びつきたくなる気持ちもわかるのですが、応募先の企業についての情報は出来る限り集めた上で、慎重に判断するようにしてください。
社内SEの求人を探す際に、どのようにして情報収集したら良いのかといったことや、求人を見極めるポイントなどは、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。