客先常駐を辞めたいなら、転職して今いる会社から脱出せよ!

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編集長
客先常駐は、SEにとって何かと苦労とストレスが多い働き方だ。

SIerでSEをやっていると、客先に行くのがあたりまえのような感覚に陥ってしまうだろうが、
この客先常駐が原因で辞めたり、転職するSEも少なくない。

もし、あなたが客先で辛い思いをしているのなら、精神を病んだり、身体を壊してしまったりする前に、早めに脱出に向けて行動を起こした方がいいだろう。

客先常駐に疲れ、転職するエンジニアは多い

日本のシステム開発の現場では当たり前のように行われている客先常駐ですが、
派遣されるSEにとっては、大変ストレスフルで負担が大きいのが現状です。

そのため、客先常駐が嫌だ、耐えられないという理由で会社を辞めたり、客先常駐しなくていい企業を探して転職する人は非常に多いです。

この記事では、エンジニアの負担が大きく、いろいろと問題のある客先常駐がなぜ無くならないのか、そして、SEが客先常駐から脱出するにはどうすればいいのか解説していきます。

なぜ、客先常駐は無くならないか?

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客先常駐は、派遣されるエンジニアにとっては負担が大きく、嫌なものですが、システム会社(派遣元)とクライアントの経営側にとっては何かとメリットが多いため、なかなかなくなることはありません。

クライアント(客先)は、自社でエンジニアを雇うコストを削減できる

クライアント(客先)企業で、何か自社の業務システムを開発したいというニーズが発生したとして、その度に毎回いちいちエンジニアを雇って開発させていたのではコストも手間もかかってしまいます。

そもそも、システム開発をしたくてもノウハウも経験もありませんから、自社開発のハードルはかなり高いです。

しかも、正社員の解雇規制が非常に厳しい日本では、一度雇ってしまったエンジニアは基本的に、その後もずっと継続して雇用し続けなくてはなりません。

開発が終わったからといって「はい、お疲れ様でしたー!」なんて調子で解雇することはできませんから、やることもないのに大量のエンジニアを自社で抱え続けることになってしまいます。

海外であれば、システム開発の際には自社で必要なエンジニアを雇い、プロジェクトが終わったらエンジニアには会社を辞めてもらいます。
そして、エンジニアたちは、次にエンジニアを募集している企業に移籍し、また新しいプロジェクトに入って働く、という形態が一般的です。

しかし、もちろん日本企業の人事部にはそんな柔軟性はありませんし、エンジニアであっても、転職をくり返していると再就職が不利になる謎の文化がありますから、このようなシステム開発の形態は不可能です。

そのため、ある程度の規模感があり、常にエンジニアを一定数抱えておけるだけの余裕があるごく一部の大企業でなければ、わざわざ自社でエンジニアを雇うことはできません。

そこでクライアントは、必要な時に必要なだけエンジニアを派遣してくれ、システム開発を請け負ってくれるSIerなどの企業に仕事を依頼することになるのです。

SIerが、各企業のプロジェクト間における、エンジニアの流動性を担保する役割を担っているわけです。

システム会社は、安易な「人売り」で利益を得られる

次に、システム会社の立場から客先常駐のメリットを見てみましょう。

システム会社にとってのSE派遣、客先常駐は、語弊を恐れずに言えば「人月単価で労働力を売る商売」になります。

自社に競争力のある製品やサービスがなくても、この安易な「人売り」で利益を上げることができるというのが、システム会社にとっての客先常駐の最大のメリットであると言えます。

本来、システム会社は独自のパッケージソフトウェアを開発したり、コンサルティングをしたり、顧客のニーズを汲み取ってシステムを開発していくなどの「付加価値」を生み出すことで利益を得るのが健全なあり方です。

しかし実際には、自力で製品を作ったり、コンサルティングなどで付加価値を生み出せないシステム会社がほとんどです。

そういった企業が、手っ取り早く利益を得ようと思うと、自社のエンジニアを月あたりいくら、という契約で「売る」のが最も楽で金になるやり方なのです。

このような「人売り」のビジネスモデルに依存する企業が、大手SIerなどのITゼネコンから下請けとして仕事を受注し、いくらかのマージンを抜いて、客先常駐という形でエンジニアを派遣し、多重請け負い構造のSIピラミッドを形成しています。

客先常駐の問題点

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SEの精神的な負担、ストレスが大きい

自分の会社と違い、常に客先にいるということはかなり気を遣う場面が多いものです。

ちょっとした話をしていただけで本社にクレームが入り、会話もままならなくなってしまったり、
離席の度はいちいち許可を求める必要があったり、休憩も厳しく管理されるなどの過酷な扱いを受けるケースも珍しくありません。

特に、発注者(客先)と受注者(SE)の力関係、立場を良いことに、
契約にない作業や、もはや単なる雑用でしかないようなことまでやらされたりと、
「下請けに対しては何をしても良い」くらいに思っているロクでもない連中もたくさんいます。

さらに問題なのは、客先にたった一人で派遣される場合、いわゆる「一人常駐」と言われるケースです。

ただでさえ肩身がせまい客先で、たった一人仕事をしなければならないという状況はSEにとってかなりのストレスになります。

中には研修を終えたばかりの新人をいきなり一人で客先に送る、なんていうとんでもない企業もあるようですが、こういう会社は一刻も早く辞めるべきでしょう。

何かわからないことがあったり、トラブルが発生しても質問したり、助けてくれる先輩・上司がいないのに、客からは「ITの専門家」として色々な要求をされる状況は、かなりのプレッシャー・ストレスがかかり、メンタルを病んでしまったりすることも少なくありません。

そんな状況では、経験を積んだりトラブルを乗り越えて成長するなんてことは期待できず、体と心を壊して再起不能になってしまう確率の方が高いでしょう。

そもそも、受け入れ側の客先から見ても、決して安くない単価を支払ってSEを派遣してもらっているというのに、そこに新人を一人で送り込んでくるなんてあまりにも不誠実なやり方だと思うのですが、
なぜかそういうことが平気でまかり通っているのが客先常駐SEの世界だったりします。

スキルがつかない

基本的に、客先常駐として派遣されるSEは、常駐先の社員SEの指示通りに仕事をするだけの作業員扱いになります。

プロジェクトの方向を決めたりだとか、重要な意思決定に関わることはありません

マネジメントや意思決定の経験がほとんど無いとなると、いずれ上流SEにステップアップしたいと思った時に不利になりますし、年齢が上がるにつれ、マネジメント経験が無いPG・SEはつける仕事の幅が狭くなり、なかなかプロジェクトにアサインされなくなってしまいます。

また、先述した一人常駐の場合、指導してくれる先輩や上司がいませんから、なかなか仕事のスキルが上達しません。いくら優秀な人でも、一人でできることには限界があります。

客先常駐SEから脱出する方法

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自社に戻してもらえるよう頼む

客先常駐SEを脱出するために、まずは上司に相談して転属を願い出る、プロジェクトを変えてもらうなどの手段もあります。

とはいえ、基本的には、いちSEの希望を聞いて配置を変えてくれる企業は無いと思った方がいいでしょう。

ですから、客先常駐を辞めたいと思った場合、会社や上司に期待するのはあまり得策ではありません。

他社の内定をタテに会社と交渉する

次に考えられる手段は、どこかの会社の内定をまずもらってから、
「客先常駐を辞めさせてくれないなら、会社を辞める。転職先のオファーはもらっている。」
というように、他社の内定をタテに会社に配置を変えてもらえるよう交渉する方法です。

ただ単に異動させてくれとお願いするよりは、効果がある場合があります。
客先は嫌だが、何らかの理由で今いる会社は変わりたくないという人は、試してみてもいいでしょう。

ただし、転職騒ぎを起こした社員は、自社に戻ることができても何かと肩身の狭い思いをしたり、出世の道が閉ざされてしまう可能性もありますので、「会社にとどまるリスク」も考慮しましょう。

受託開発でなく、自社開発をしている企業に転職する

そもそも自社開発をしておらず、客先へのSE派遣のビジネスモデルに依存している会社であれば、プロジェクトが変わったところで、客先常駐SEを脱出することはできません

そういった会社で働いている場合、客先常駐SEが嫌ならもはや会社を変わるしか方法は無いのです。

狙うべき転職先は、自社開発を行っている企業

客先常駐を脱出したいSEは、IT業界の中でもSIerと、その下請けの企業群に関わってはいけません。

受託開発、多重請け負い構造の業界から抜け出さない限りは、客先常駐などの不幸な働き方と縁を切ることはできないのです。

そこで、客先常駐をやめたいSEが狙うべき転職先は、「自社開発」をしている企業です。

例えば、自社でパッケージソフトウェアを開発しているソフトハウスだったり、自社サービスを展開しているWeb系の企業、もしくは自社の社内システム担当である社内SEなんかがオススメです。

クライアントから受託したシステムをただ作るのではなく、自社で開発を行っている企業を探し、そこに転職するのがポイントです。

客先常駐を辞めたいSEは、元SEのアドバイザーに転職先を紹介してもらおう!

とはいえ、自社開発さえしていればどこでもOKというわけにはいきません

客先常駐から脱出するためには、有名でなくともちゃんと開発力があり、しっかり売り上げが上がっていて、エンジニアを売り飛ばさなくてもやっていける企業を選ばなければなりません。
また、せっかく転職するなら、そういう将来性のある会社で働かなければスキルもつきません。

客先常駐から脱出するには、行き先の会社を入念にリサーチした上で、十分な開発力のある、自社開発を行っている会社を見つける必要があります。

こうした会社は、自分で転職サイトを見るだけでは見つけるのは困難で、できるだけそこで働く人のナマの情報を仕入れることが重要です。
転職口コミサイトを隅々まで読んだり、転職エージェントから情報を仕入れたりして、十分なリサーチを行いましょう。

特に、転職エージェントは、過去の転職者にアンケートやヒアリングを行うなどして、転職先の企業の実際の業務内容、開発力などの情報をストックしています。
ですので、まともな会社に辿り着くには、転職エージェントに「客先常駐を辞めたい」と伝えた上で、転職先を紹介してもらうのが最も確実といえます。

客先から脱出するための転職で利用するべきなのは、エンジニア専門の転職エージェントであるレバテックキャリアです。

レバテックは、ITエンジニア専門のエージェントだけあって、客先が嫌だというSEの転職相談にも数多く対応してきているので、要望を伝えればエンジニアを売らない優良企業の求人を多数紹介してもらえます。

まずは、下の画像のような「業界を変えたい人のための相談会」などに参加し、
客先常駐しなくて済む求人を紹介してもらうといいでしょう。

レバテック相談会
レバテック相談会

また、レバテックには元SEのキャリアアドバイザーも在籍しているため、
「もう客先常駐はしたくない!」「自社開発の会社を紹介してほしい」など、客先で苦しむSEならではの悩みもわかってくれるので、客先常駐から抜け出すアドバイスをもらうには最適です。

「システム内製化に力を入れている企業で、社内SEを募集していますよ!」
「独自にWebサービスを運営している会社でWebエンジニアになりませんか?」

など、客先常駐から脱出するための具体的な提案をしてくれるので、
客先常駐から本気で脱出したいSEは、レバテックで転職先を探しましょう。

中途採用の求人は早い者勝ちです。募集期間が残っていても、採用予定人数に達するとすぐに募集が締め切られてしまいます。
いい条件の求人は特に締め切られるのが早く、掲載から数日以内に終了してしまうケースも少なくありません。
たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、いい求人が出たらすぐに対応できるようにしておくのが転職を成功させるコツです。
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ABOUTこの記事をかいた人

編集長:和田

大学を卒業後、大手SIerでSEとして働く。IT企業とは名ばかりのクリエイティビティのない現場、スキルのつかない仕事、徹夜やサビ残・偽装請負が常態化するあまりにもブラックな環境、ラッシュ時の東京メトロ豊洲駅のホームの狭さに耐えきれず転職。Webエンジニア、社内SEなどを経て、現在はフリーのWebディレクターとして独立。 →詳しいプロフィールはこちら

「仕事辞めたい!けど転職は怖いし迷う…!」
「俺、転職できる?辞めても大丈夫かな?」
「ぶっちゃけ、転職したら年収上がるの?」

…などなど、SEにありがちな悩みに、
私、編集長の和田がお答えしよう!

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