もくじ
Unityでゲームを開発するにあたりどのような言語を選択したら良いのか?
・「Unityでゲーム開発を考えているが、いくつかの言語を使用できると聞いた。」
・「Unityでゲーム開発をする場合、C#を使えと友達に言われた。」
これらの疑問は、Unityでゲーム開発を始める際に必ず直面する疑問、課題になります。
今回はUnityとは一体何が便利なのかということや、Unityで使用することができる言語について、それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
→プログラミングスクール「テックキャンプ」
Unityでゲーム制作をすることによって何が便利なのか?
Unityは近年人気のあるゲーム開発ソフトになります。
Unityを使用することによって従来のゲーム開発をする工程を短縮することが可能です。
Unityが威力を発揮するシーンには例えばマルチプラットフォーム対応があります。
Unityを使用してゲーム制作をすることによって、簡単に様々なプラットフォームに対応するゲームを開発することができるのです。
現在ではスマートフォン用のゲーム制作が企業や個人で行われていますが、基本的にデフォルトのエディターを使用した場合、
iPhoneではobjective-cやswiftで制作を行い、AndroidはJavaで制作をすることになります。
そのため、両方のデバイスに対応させるためには、それぞれのプラットフォームに適している言語での開発を余儀なくされるのです。
マルチプラットフォーム対応のため開発工程が長くなり、効率的にゲーム制作をすることができません。
しかし、Unityでは一度プログラミングをしてゲームを開発してしまえば、
同じコードをiPhone用のゲームとしてビルドしたり、Android用のゲームアプリとしてビルドすることが可能です。
Unityを使用することによって、今までプラットフォーム毎に多くの時間がかかっていた作業がワンクリックで出来、工数を短縮できます。
その他に、Unityには独自のストアがあることがメリットとして挙げられます。
Unityストアから3Dモデルや各種アセットなどをダウンロードすることができるので、新たに1から開発せずに済むため、モデリング制作にかかる手間や時間などを削減することができるのです。
このように多くのメリットがあるUnityは、高機能のエディターになるため様々な言語を使用して開発することができます。
そのため、これからUnityを始めようとする人の中には、どのような言語を使用すれば良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。
Unityで使用できる言語には、それぞれ特徴があります。
自分に合っている言語を見つけるために、まずはUnityで使用できる言語のメリットやデメリットを把握しましょう。
Unityで使用できる言語の特徴について
C
UnityではC#を使用して開発をしている方が多くいます。
C#のメリットとしては多くのゲーム会社で使用されているので、この言語を知っていれば就職して現場で働いた場合、早い段階で即戦力になれる可能性が高くなるという点があります。
また、C#は他の言語よりも習得しやすい点もメリットと言えます。
C#は、基本的にはJavaに似ているため、ポインターなどを使用しなくてもゲームを開発していくことができます。
また、メソッドなどもJavaのものに似ている部分が多数あるので、Javaに触れたことがある方は習得がしやすいのではないでしょうか。
他の言語でもUnityではゲーム制作をすることができますが、多くの方はC#でのゲーム開発を推奨しているのです。
C#のデメリットとしてはGC(ガーベージコレクション)がない点が挙げられます。
プログラムは動的にメモリ領域を確保します。
しかし、確保しているメモリ領域の中には使用していない・使用されなくなった領域もあります。
この使用されていないメモリ領域を解放する作業を行ってくれるのがガーベージコレクションです。
Javaなどには標準で用意されているGCですが、C#にはGCがないため、
C#を使用してプログラミングをする際にはメモリ管理のことを意識し、使用されていないメモリ領域を解放するための処理を慎重に行うことが求められます。
JavaScript
UnityではJavaScriptという言語も使用できます。
JavaScriptは、基本的にはweb開発で、マウスオーバー時やクリック時のアニメーションを実装したりと、動的なサイトを作るのに使用されます。
現在ではあらゆるwebサイトにおいて広く利用されるため、最もメジャーな言語の一つだといえるでしょう。
しかし、UnityにおけるJavaScriptは通常のものと違い、Unity独自仕様のJavaScriptになります。
つまり、web制作で広く使われている通常のJavaScriptと、Unityで使用するJavaScriptは異なるという点に注意が必要です。
そのため、初心者の方が使用すると混乱することがあるので、
これからUnityでゲーム制作を始めようという方は、JavaScriptが自分に適している言語なのか、慎重に判断してから選択するようにしましょう。
以前はBooという言語も使用されていた
基本的にUnityで使用できる言語は上記の2言語、C#とJavaScriptになります。
実は、以前はBooという、PythonとC#ライクなプログラミング言語を使用することができたのですが、
Unity5からスクリプトリファレンスや新規作成の時にBooが使用できなくなりました。
そのため、現在ではBooを使用している方は少なくなりました。
Unityで使う言語は、C#かJavaScriptから選ぼう
以上のように、今回はUnityでプログラミングをする際に使用できる言語を紹介しました。
Unityにおいてはバージョン5からBooは使用できなくなったので、
これからUnityを始めるなら、C#かJavaScriptのどちらかの言語を選択しましょう。
(初心者の方がプログラミングを行う場合はC#が望ましいでしょう)
Unityでゲームを作れるようになるスクール「テックキャンプ」[PR]
未経験、知識ゼロからゲームを作ってみたい人、流行りのVRアプリを作りたい人には、テックキャンプがオススメです。