みなさんご存知アクセンチュアは、世界55か国に37万5,000人もの従業員を抱える、世界最大のコンサルティングファームです。
近年ではSIerからの移籍者も多く、SEにとって最も人気ある転職先の一つです。
実は、管理人である和田も、SIer時代にアクセンチュアへの転職を考え、中途採用の選考を受けたことがあります。
その際は、先に他社の内定が出たため途中で選考を辞退してしまったのですが、一応、最終面接までは進むことが出来ました。
この記事では、
昔の仕事仲間でアクセンチュアに転職した人から聞いた話
お世話になっていた転職エージェントの方から聞いた情報
をもとに、アクセンチュアへの転職を考えているSE・IT業界関係者の方に向けて、
アクセンチュアへの転職について、選考や求められる人材像についてご紹介します。
もくじ
アクセンチュア、最近は昔ほど激務じゃないらしい
アクセンチュアを始め、コンサルティングファームといえば「激務」のイメージが強いと思います。
毎日終電どころか、タクシー帰り、徹夜も当たり前。とにかく成果を出すことがシビアに求められる環境のため、エンジン全開で長時間働き続けられるタフガイでないと到底生き残れない…
私をはじめ、そんな認識を持っている方は少なくないと思います。
しかし、確かにかつては激務で有名だったアクセンチュアですが、近年ではワークライフバランス重視、働き方の多様性確保の流れから、労働時間に関する大幅な見直しが行われているとのことです。
たまたま最近(2016年度)から、SIer時代の後輩がアクセンチュアに転職したということで話を聞いてみたのですが、

とのことで、コンサルティングファームといえども、現在のアクセンチュアは意外にもワークライフバランスを重視した、働きやすい環境になっているようでした。
実際、私が中途でアクセンチュアを受けた時にお世話になった転職エージェントの話では、
2015年時点でのアクセンチュアの離職率は5−10%程度と言われており、意外と定着率が良いそうです。
とはいえ、アクセンチュアでは非常に高いレベルで結果を出すことが求められますから、単純に労働時間が減ったから楽だ、というわけにはいきません。
むしろ、労働時間が少なくなったからこそ、働いている時間をこれまで以上に生産性の高い、濃密なものにしなければならず、仕事の厳しさが減っているわけではないことには注意が必要です。
また、具体的にどれとは言えませんが、金融系の一部には依然としてヤバいプロジェクトは存在するようです。
アクセンチュアへの転職を考えるなら、行き先の部門、プロジェクトには注意が必要ですね。
アクセンチュアの選考について
一次面接では2対1、二次面接では1対1でした。
面接官は人事担当とかではなく、現場で働く現役コンサルタントの方で、私の時の面接官も元SIerのSEだったり、他の外資系コンサルファームから移ってきた人だったりでした。
面接では、聞かれたのは基本的に志望動機と自己PRの2点だけ。
そこで話したことをベースに適宜つこっまれ、
「なぜそのような判断をしたのか」
「結果どうなったのか(目標達成したのか or ダメだったか)」
「上手くいかなかったなら、それはなぜだと思うか」
「その後どう対処したのか」
など、どんどん掘り下げながら詳しく話すように求められたりという感じでした。
私の場合は奇をてらったような変わった質問はなく、私の場合はフェルミ推定やビジネスケースのディスカッションなどもされませんでした。
アクセンチュアの転職面接での、編集長の志望動機
私がアクセンチュアを中途で受けた際には、
SIerにいたのでは得られないと感じたスキル・経験を身につけること
を目的にコンサルファームやアクセンチュアを志望している、というのを全体のロジックとして、具体的には以下の3点を中心に志望動機を答えていました。
そのようなITを生かしたコンサルティングのスキルを身につけたいと考えた時、どうせなら世界最大のファームであるアクセンチュアで経験を積みたいと思った。
世界中のコンサルタントから最新のナレッジが集まり、全社で共有される環境は非常に魅力的だと感じている」 「あるプロジェクトで何人かの元アクセンチュアのコンサルタントと一緒に仕事をしたが、皆非常に優秀で、人間的にも魅力ある人ばかりだった。
私が知っているのはごく数名で、サンプル数としては少ないが、こういう人が多くいるのだとしたら、非常に魅力的な環境だと思う」
アクセンチュアで求められる人材について
私がお世話になった転職エージェントによると、アクセンチュアで活躍している人材像は以下のようなものだそうです。
顧客の利益を最優先に考え、必要なら相手が客であっても臆せず意見を言える人
高い成長意欲・学習意欲を持った向上心の強い人
コスト意識、時間意識が高く、スピード感を持って仕事に取り組める人
絶対に成果を出すというプロフェッショナリズムを持っている人
また、私が一緒に仕事をしたことのある元アクセンチュアのコンサルタントさんは、だいたい次のような共通点がありました。
コミュ力が高く、場の空気を読める方
コンサルタントといえば、議論では容赦なく自分の主張をぶつけて相手を論破したり、相手を丸め込んでねじ伏せて言うことを聞かせるといったイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、実際に活躍しているコンサルタントは、非常にコミュ力が高く、空気も読めるし、相手の感情にも配慮できる方が多く、正面から自分の意見をぶつけて相手を論破するなんてことはしません。
アクセンチュアのコンサルタントのインタビューなんかでは、よく「ロジックが通っていれば、空気を読む必要はない」という発言が出てきます。
しかし、この発言の真意は「ロジックが通っている=正しいこと、やるべきことを、空気を読んだり、まわりに遠慮して引っ込めるべきではない」ということになると思います。
少なくとも、私が関わった元アクセンチュアのコンサルタントさんは、皆非常に場の空気を読むのがうまく、周囲への配慮が行き届いた思慮深い発言をする気持ちのいい人ばかりで、とても「空気が読めない」などと感じる人はいませんでした。
「空気が読めずに場を乱す」のと「あえて空気を読まず言うべきことを言う」のでは全く意味合いが異なります。この点を混同しないようにしましょう。
レスポンスと仕事のスピードが異常に早い
コンサルタントに限った話ではありませんが、仕事のデキる人は、メールや電話の折り返しなど、こちらからの何らかのアプローチに対するレスポンスが非常に早いです。
私がご一緒した元アクセンチュアの方も、忙しいはずなのにメールも電話も即レスで、コミュニケーションが密に取れて非常にやりやすかった記憶があります。
また、資料作成のスピードなんかも早く、何十ページもあるパワポの資料の修正を、翌日に終わらせて持ってきたときには、ちゃんと寝ているのか心配になりました。
ExcelとPowerpointのプロ
コンサルタントは、みなExcelやパワポのエキスパートです。
ピボットテーブルを使ってサクッと分析テーブルを作ったり、非常にシンプルで見やすいパワポを作ったりしていました。
コンサルタントが、Excelやパワポを作るときには「マウスを使わない」のは有名ですが、とにかくこれらのツールの扱いに慣れており、「不要なこと(ツールの操作)に無駄な時間を使わない」ことを徹底されているように見えました。
アクセンチュアでの経験は、SEのキャリアにとって大きなプラスになる
アクセンチュアで働くのは決して楽ではないようですが、SIerでただのSEとして働き続けるのとは比べ物にならないほどの経験とキャリアアップが望めます。
成長意欲、上昇志向が強いSEの方、グローバルなキャリアを考えている方は、アクセンチュアで働くことを考えてみるといいかもしれません。
コンサルに転職するなら「アクシスコンサルティング」がオススメ

アクシスコンサルティングは、コンサル業界の転職を専門に扱ってきた経験から、SEなどの他業種からコンサルを目指す人にオススメのエージェントです。
一般の知名度はそれほど高くありませんが、業界内での評価は高く、業界最大手のリクルートキャリアから2015-Spring MVAとして表彰された実績があり、客観的な信頼度も十分なエージェントです。
すぐには転職を考えていなくても、まずはキャリア診断から相談に乗ってくれるので、いずれコンサル業界に行きたいSEは、アクシスの無料相談を利用して色々話を聞いてみるといいですよ。
採用予定人数に達するとすぐに募集が締め切られてしまうため、いい条件の求人は一瞬で定員となり、募集が終了してしまうケースが非常に多いです。
なので、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、転職サイトへの登録は済ませておき、いい求人が出たらすぐに対応できるように日頃から情報収集しておくのが大切です。
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※あくまで一個人の感想です。